青少年育成県民会議 事業案内

第31回少年の主張 福島県大会 優良賞


自分自身


田島中学校二年 佐藤 未夢


みなさんは、どれだけ自分自身を見つめ直すことがありますか。三年前の自分、昨日の自分、そして、今の自分と。私は、毎日自分自身を見つめるように心がけています。今日一日、どんなことを考えどんなことをしたかと。

また、反対に明日の自分、そして、四年後の自分を考えるようにもしています。明日はこんな事をしよう、四年後はこんな風になりたいなと。

私がこのように自分自身を見つめたり、先のことを考えるようになったのは、母からのアドバイスや特設水泳部に入部したことがきっかけです。

私は、小さい頃から決して明るい性格でもなく、とてもわがままでした。だから、五年生の頃に仲の良い友達とケンカをしてしまったのです。五年生になったときに転校してきたその友達とは、家も近くすぐに仲良くなりました。遊ぶのも一緒、学校に行くのも一緒といつも二人で行動していました。しかし、いつも私のペースで友達を連れ回していたようで、ある日そのことが原因で言い争うようになってしまいました。

私自身、この時は何が悪いのかも分からず、「もう、遊ばない」という気持ちで家に帰ったのですが、私の様子が変だったからか、母が心配して聞いてきたので、その日の出来事をすべて母に話しました。すると母は、「自分のことをよく考えてみなさい。友達の気持ちも考えなさい。そして、自分のどこを直したらよいのか見つめ直してみなさい。」と話してくれました。母のこの言葉を聞いてすぐに、私は友達に電話をして謝りました。すると友達も、「私こそごめんね」と言ってくれたのです。

この時から私は、人の言葉や意見に少しずつ耳を傾け、受け入れようと心がけるようになりました。そうすると、少しずつ学校生活も楽しくなり、友達もでき、何より私自身の性格が明るくなってきたのです。

また、六年生の時に入部した特設水泳部では、こんな感動を得ることができました。

私は、小さい頃からスポーツが苦手で、特に「水泳」は五年生までほとんど泳げませんでした。しかし、六年生になると、全員が特設の水泳部に入部しなければなりませんでした。半分あきらめ気分で始めた練習なので、毎日がとても嫌な気持ちでした。

しかし、この時、友達から

「中学生になると泳げないと大変だよ。だからがんばろう。」
と励まされ、「少しだけでも」という気持ちで練習を続けたのです。すると、ほんの少しでしたが泳げるようになりました。泳げるようになると、「明日は十メートル」というように翌日の目標が持てるようになり、自然に練習が楽しくなりました。そして、夏の終わりには、二十五メートルを泳ぎ切ることができたのです。指先がプールサイドに届いた時の感動は、今でも忘れることができません。目標を持って一生懸命取り組めば、必ず達成できると知った瞬間でした。

私が自分自身を見つめ直したり考えることは、このような母のアドバイスや、自分自身の体験から生まれたことです。私は、これらの体験がなかったら、今の自分はなかったろうなと時々考えます。

自分自身を見つめ直したり、先のことを考えたり目標を持ったりすることは、とても簡単なことです。しかし、それを毎日続けることは難しいことなのかもしれません。でも、これが私のように明日や未来を変える第一歩になることもあるのです。私は昨日より今日、今日より明日の自分が好きです。昨日を見つめ直し明日を考え、その考えたことを明日に生かす。ほんの少し意識して行動に移すだけで、最後には笑顔の私が生まれる。だからあきらめずにがんばれるのです。

心を落ち着けて毎日を楽しく元気に生活し、悔いのない一日、悔いのない一生にしたいと私は思います。皆さんも一度、自分自身を見つめ直し、自分を少しだけ変えてみてはどうでしょう。なぜなら明日の未来を変えるのは「自分自身」だから……。